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目の下のクマ【前編】
こんにちは少しあたたかくなってきて、桜も咲き始めてます例年より桜が満開になるのが少し遅い気がします。円山公園の枝垂れ桜は相変わらず綺麗でした
今回のお話は
「目の下のクマ」についてです
さて、今回は、焼肉屋での整形外科の先生との話に触発されて、「病院での手術教育と現状」についていったん書いてみたんですが、「よくわからんなー」とスタッフに却下されたので 今回は「目の下のクマ」について、お話させていただきます
一般的に目の下のクマには、茶クマ、青クマ、黒クマの3つがあります。
目の下のクマの種類について
- 茶クマ
- 青クマ
- 黒クマ
茶クマとは?
茶クマの原因について
茶クマは、目の下の皮膚自体の色の問題で、皮膚の色素沈着です。
紫外線の影響や肌の老化、摩擦による刺激などが原因とされてます。
茶クマの対策について
摩擦が原因であればスキンケア、紫外線によるシミが原因であれば、レーザー治療になります。
ちなみに当クリニックでも、シミを消すレーザー治療が可能です。
青クマとは?
青クマの原因について
青クマは目の下の皮膚が薄く、その下の血管が透けて見えるために発生します。
睡眠不足や疲れなどが原因で血行不良となり、血流のうっ滞により青く見えます。
青クマの対策について
対策としては、十分な睡眠、蒸しタオルと冷タオルを交互にのせて血行を促進、コンシーラーでカバーする、などがあります。
黒クマとは?
黒クマの原因について
黒クマは目の下で飛び出た脂肪の下に発生する影です。
目の下の脂肪の下には皮膚から骨へとつながる靭帯があるために、ベルトの上にのっかったビール腹のように脂肪がとびでてきます。
黒クマの対策について
これに対する治療は基本的に手術になります。
いろいろなクリニックでいろいろな治療が提案されていますが、当グループのクリニックでは裏ハムラ法を主に行っており、脂肪の脱出を平坦に近づけることができます。
次回は“目の下のクマ 後編”として黒クマに対する手術の方法についてお話させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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著者情報
藤本 雅大
Masahiro Fujimoto患者さんへのご挨拶
私は10年前に京都大学で眼形成・涙道外来を立ち上げ、京都をはじめ、滋賀、奈良、福井、三重、そして遠方の他府県から悩みを抱えて受診された方々の治療を行ってまいりました。
全国学会では多くのシンポジウム、教育セミナーなどで講演し、涙道涙液学会、眼瞼義眼床手術学会の理事を務め、京都、大阪、兵庫、三重、長崎の地域の10カ所のクリニックで眼形成手術、涙道手術を行い、現在までに10,000件以上の手術を行ってきました。また、オキュロフェイシャルクリニック東京で行われている最先端の様々な手術手技も直接受け継いでいます。
最先端の知識と長年にわたる経験を基に、痛みの少ない麻酔方法で、患者さん一人一人に最適な治療を提供いたします。治療に迷われておられましたら、是非一度ご相談ください。
経 歴
平成18年 | 神戸大学医学部医学科卒業 |
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平成20年 | 京都大学眼科学教室入局 |
平成24年 | 兵庫県立塚口病院 医長 |
平成26年 | 京都大学医学部附属病院眼科 医員 |
平成30年 | 京都大学医学部附属病院眼科 助教 |
平成31年 | 中野眼科医院 副院長 |
令和3年 | 京都大学医学部附属病院眼科 臨床准教授 |
令和4年 | オキュロフェイシャルクリニック東京 |
令和6年 | オキュロフェイシャルクリニック京都 |
所属学会・資格
- 日本涙道涙液学会:理事
- 日本眼瞼義眼床手術学会:理事・学会長
(2021年度) - 日本眼形成再建外科学会
- 日本眼腫瘍学会