なみだ目の治療方法

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なみだ目の治療について

専門的な知識や経験が必要不可欠

なみだ目の治療方法を決定するためには、涙道のどの場所に問題があるのかを突き止めなければなりません。
なぜならば原因によってその治療法が変わってくるからです。

なみだ目の診断や治療には専門的な知識、経験、技術、設備が必要となるため、これらを持った医師・医療機関を受診する必要があります。

なみだ目の治療は、元々ブジー(金属製の細い管)での治療や涙管チューブを盲目的に挿入する治療が行われてきましたが、2002年に涙道内視鏡が開発され、涙道内を観察しながら手術ができるようになり、手術の精度、成功率が向上してきました。
また、特に鼻涙管閉塞に対しては、涙嚢鼻腔吻合術という手術が根治的な治療となりますが、昔は皮膚を大きく切開して行う手術(鼻外法)が主流でした。

1990年代に鼻内視鏡が導入され、鼻の中から手術を行う鼻内法が行われるようになり、手術機器の発展と共に、涙嚢鼻腔吻合術鼻内法の精度、成功率が向上するとともに、より低侵襲での手術が可能となってきました。

当院では涙道内視鏡を使用した手術、また鼻内視鏡を使用した鼻内法での手術が可能です。

涙道疾患に対する治療方法

なみだ目の多くは、涙道が狭窄や閉塞していたり、涙道内に涙石(菌などによってできる黄色い塊)ができることが原因で生じます。
代表的な手術の方法として以下の2つがあります。

1.涙管チューブ挿入術

当院では涙道内視鏡を使用して涙道内を観察しながら、涙道内の閉塞している部分を開放し、狭くなっている部分を広げ、また涙道内に涙石といって菌などによってできた黄色い塊がある場合は、それを目視しながら除去し、最終的にチューブを挿入します。

チューブは2ヶ月程度留置し、その後抜去することが多いです。
チューブを入れている間は違和感ないことが多く、また鏡で近づいて見ない限りチューブが入っていることはほとんど分かりません。

内視鏡を使用せずに、盲目的にチューブを挿入した場合、涙道外へとチューブが潜り込むこともあり、当院では確実性と成功率の向上を重視し、涙道内視鏡を使用した手術を行っています。
また涙道内に炎症を伴う場合、手術中に痛みを伴うこともあるため、鎮静薬を用いてウトウトした状態で手術を行っています。

涙道内に膿がたまっている場合、チューブを挿入することにより、かえって炎症が悪化することがある事、また根治させるのが難しい事が涙管チューブ挿入術の欠点となります。

2.涙嚢鼻腔吻合術

涙嚢鼻腔吻合術は、特に鼻涙管閉塞を根治させる手術として有用です。手術の成功率は95%以上と高く、また、当院では顔の皮膚に傷を作らずに、鼻内法といって鼻の中から手術を行うことが多いです。

熟練した医師が執刀するため、手術時間も10分~15分と最小限の侵襲で終了します。
日帰り全身麻酔で行うことが多いですが、局所麻酔でも手術が可能です。
まれに涙道内や涙道周囲に腫瘍を認めることがあり、その場合は皮膚を切開して手術をする必要があります。

 

その他のなみだ目の症状

この他に、なみだの通り道が正常であっても、目の表面の白目がたるんでくると、なみだ目の症状が出ます。

涙道の入り口がたるんだ白目におおわれることによって、なみだが涙道内に入らずに目の表面にたまるためです。
この場合、白目のたるみを手術でとることにより、なみだ目を治すことができます。

また、目頭を怪我したり、まぶたが外反することによって、なみだが涙道内へと流れなくなってなみだ目になることがあります。
この場合はまぶたの手術が必要になります。

当院の治療について

安心して治療を受けて頂くために

痛みや恐怖をできるだけ少なくする工夫を行い、そこからさらに世界の最先端の出来るだけ目立たない部位で切開する手術、そして全国でも有数の手術数からの経験を基に美容を意識した治療を行うことで来院される方々に安心して治療を受けていただきたいと思っています。

当院について

当院のなみだ目治療の特長

  1. 皮膚にキズが残らない
    涙嚢鼻腔吻合術を行うに当たっては皮膚を切らない鼻内法を中心に行っています。
  2. 目立たない場所での切開
    皮膚の切除が必要な手術を除き、ほとんどの手術で結膜(まぶたの裏の粘膜)からの切開を行うことで、皮膚の傷を可能な限り避けております。
  3. 手術後の早い社会復帰
    一般的に入院を必要とされる涙嚢鼻腔吻合術であっても日帰り全身麻酔手術によってその日に帰宅することが出来ます。

当院では長年に渡って涙道診療に従事してきた医師がその診療にあたっています。

また、当院では涙道だけではなく眼窩、眼瞼、結膜疾患までを包括的に治療しているため、適切な治療法を提供することが可能です。

一般的な治療の限界と
当院でのなみだ目治療

一般になみだ目の治療においては涙管チューブ挿入術や涙嚢鼻腔吻合術が行われることが多いです。

当院では涙嚢鼻腔吻合術においても患者様の負担の少ない鼻内法を積極的に行っております。

しかし、外傷による涙道閉塞や他院術後の症例では鼻外法によるアプローチが必要となることもあるため、幅広い治療の選択肢を持っていなくてはなりません。

なみだ目の治療は原因によって適切な治療法を選択することが重要であるため、その選択にあたっては適切な検査・診断が必要になります。

これらを行うためには高度な技能、知識や経験が必要となります。

イラストによる説明

チューブ挿入術の成功率は80%程度

治療は、発症から時間が経っていないなどの軽い閉塞であれば、細い内視鏡とチューブでこの閉塞した部分を開放します。涙道内視鏡を併用したチューブ挿入術の成功率は80%程度であり、5人に1人は再閉塞してしまいます。

また涙嚢内部に溜まってしまったなみだが、ばい菌の繁殖の温床になり、涙のう炎という状態を引き起こすことがあります。

涙のう炎を引き起こした場合

このような状態になってしまうと、涙道内視鏡とチューブ挿入では治りにくくなってしまうため、涙嚢の壁を切除し、なみだを直接鼻に流す涙嚢鼻腔吻合術(るいのうびくうふんごうじゅつ:DCR)という術式が勧められます。

経験豊富なドクターが担当

皮膚にキズを作りません

一般的に皮膚を切開して行うことが多いのですが、当院では鼻内から行う、最先端の手術を行っており、皮膚にキズを作りません。

また術後の内出血や腫れも最低限に抑えることが出来るので、社会復帰もスムーズです。

この手術は骨の切除を伴うため本来痛みを伴いますが、当院では日帰り全身麻酔を併用しているため、術中の痛みを感じることはありませんし、その周囲に長時間作用する局所麻酔薬を使用するため、術後の痛みも軽減することが可能です。

術後には、じわじわと鼻出血がありますが、約3日程度で止まります。その後の通院はほんの2回程度で終了します。

豊富な経験による
「常に最新の治療」と、
「できるだけ痛みの
少ない治療」のご提供を。

これを最後の治療としませんか?

患者様が共通している切実な願いは、「苦しんでいる現状をどうにかして欲しい」です。

病気になった時、身体だけが苦しむのではありません。

実は身体が苦しむと、それ以上に心が苦しむのです。我々はそのように苦しんでいる心も治したいと考えています。

当院は、痛みへの配慮や治療後のアフターフォローまで最大限に患者様をサポートいたします。

症例実績 紹介

なみだ目には、「涙がいつも出ている」
「目がうるうるしている」「目やにが出ている」
などの症状がございます。
これらは、適切な施術を行うことで改善します。
決して諦めないください。
まずはアメリカで最先端技術を学んだ
眼形成専門医にご相談ください。

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東京と大阪、千葉、群馬にある医療機関です。
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それぞれの医療機関にお問合せください。